2024年09月18日

我が家をシロアリから守る!自分でできるシロアリ対策を解説

我が家をシロアリから守る!自分でできるシロアリ対策を解説

建物の木材を食べてボロボロにしてしまうシロアリ。一度被害を受けると、駆除や修理に多大な費用と時間を要してしまいます。シロアリの被害を受ける前に対策を講じておきたいものです。シロアリ対策は業者にお願いすることもできますが、自分でできることもあります。今回はシロアリの生態を理解したうえで、自分でできるシロアリ対策と、点検する際のチェックポイントについて解説していきます。

シロアリ被害の実情

シロアリの被害を受けると、建物の建材である木材を食べてしまい、建物の耐久性が低下してしまいます。シロアリは床下や柱の内部など、人の目につきにくいところから食べるため、被害を受けてもなかなか気づきにくいです。そのため、気づいたときには大きな被害を受けていた、ということも珍しくありません。また木造建築物が被害を受けるイメージがありますが、フローリングや家具も彼らの好物なので、対策が必要です。

2013年に国土交通省の補助事業としておこなわれた実態調査では、全体の19%の住宅で、床下のシロアリ被害が発生していました。また被害を受けると、駆除費用20万円〜30万円に加え、柱や土台交換にそれぞれ20~30万円かかるので、総額100万円近く必要になります。

シロアリが好む環境

シロアリが好む環境は、日当たりが悪く、湿気がたまり、あたたかいところです。構造上、木造はシロアリ被害が大きくなりやすいです。しかし鉄骨や鉄筋コンクリート造でも、コンクリートの隙間やひび割れ部分からシロアリが侵入し、内部の木材や断熱材を食べてしまうことがあります。またコンクリート造は気密性や保温性が高いため、シロアリが好む環境です。

そしてシロアリは春から秋にかけて活発に活動します。とくに梅雨から夏にかけてピークです。冬は活動が落ち着くものの、温暖な地域や暖房器具の近くでは住み着くことがあるので、年中対策は必要です。

自分でできる3つのシロアリ対策

シロアリ被害を防ぐ3つの方法を解説します。いずれも自分でできます。

侵入経路をふさぐ

まずはシロアリが入る侵入経路を防ぎましょう。シロアリは土の中から這い上がってきます。そのため、玄関先や庭のまわりは常にきれいにしましょう。不要な廃材やごみは早めに片付け、できる限り風通しや日当たりをよくするとよいでしょう。また換気口や通気口の前に物を置かないことも大切です。

水漏れや雨漏りは早めに修理する

水漏れや雨漏りしている場所は、シロアリが大変好みます。家の中はもちろん、屋根や外壁にそういった場所がないか、確認しましょう。小さな場合は漏れている場所をきれいにして、防水テープやコーキング剤で対応します。また屋根やベランダの排水溝は定期的に掃除して、ごみが詰まらないようにしましょう。

薬剤で木材を守る

薬剤でも木材を守るのも有効です。ホームセンターでは、シロアリ対策用の防除剤や木材防腐剤が販売されています。それらを床下や柱、ウッドデッキに散布しましょう。注意点は、まず市販の薬剤は効果が長く続かないので、定期的な散布が必要です。また赤ちゃんやペットがいる場合、薬剤の影響を受けてしまう可能性があるため、散布前に別の場所に移動させるなど、安全を確保してから作業してください。

点検するときのポイント

点検で見るべきポイントを、家の中と外それぞれで解説します。

家の中

まず家の中で、水漏れや雨漏りしていないか、確認しましょう。とくにキッチンやトイレ、風呂場などの水まわりは木材に水分を含みやすいので、入念にチェックしましょう。被害が始まっていると、木材が変色したり、壁を叩いたときに空洞音がしたりします。

他にも床がきしんだり、ドアの建てつけが悪くなったりするのも、被害の兆候です。ネジのゆるみや枠組みの破損ではないか確認して、直らない場合は専門業者に相談しましょう。床下に潜るのは大変であるため、こちらも泉温業者に依頼するとよいです。家具やクローゼットの隅も忘れずにチェックしましょう。

外回り

玄関や庭をきれいにして、汚れを取り除きます。同時に基礎に変色や隙間が生じていないか、確認しましょう。不自然な土の道がある場合、シロアリの通り道である可能性があります。その場合はすぐに専門業者に相談しましょう。

合わせて屋根も点検し、ずれやがたつき、割れがないか、チェックしてください。合わせて掃除もおこなうと、予防にもなります。とくに雨どいは詰まりやすいので、これを機にきれいにしましょう。

まとめ

今回はシロアリ被害の実態や好みを解説したうえで、自分でできる対策と点検方法を紹介しました。シロアリは一度被害に遭うと、専門業者に依頼しない限り、被害を防ぐことは難しいです。シロアリは湿気や暗いところ、あたたかいところを好みます。シロアリのこの特性を理解して対策を講じ、シロアリ被害を未然に防ぎましょう。

「有限会社ABEプランニング」では、床下調湿工事を手掛けています。床下の空気を循環させ、湿気がたまらないようにすることで、シロアリやカビを防ぎます。使用するフジホームゲル調湿師は、食品添加物と同じ安全基準をクリアしているため、赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心です。もし床下のシロアリ対策をおこないたい場合は、ぜひ相談ください。