製品紹介

私がフジホームゲルを知った時期は、約35年前の事になります。
当時、一般木造住宅の床下仕様は、布基礎に床下防湿コンクリートを設置し始めた時期と記憶しています。

その当時、春日部市内のある分譲地に、その頃より数年前に竣工した住宅の持主の方から、床下の湿気で畳にカビが生える、家具と壁の隙間がカビ臭いといった状況でどうしたら良いのだろうかという相談を受けました。現地を調べた結果、元々が水田地域で地面を30㎝も掘れば、水がジワリとしみ出てくるような水位の高いエリアであった事を思い出します。

そんな時に、千葉で大変優秀な施工を行っている建築会社さんから、こんな製品があるという情報を聞き紹介を頂いたのがフジホームゲルを開発された富士シシリア化学株式会社さんとの出会いでした。それに類似している製品のメーカーさんとは数社お会いしましたが、どれも一長一短で最終的に製品の性能と、床下にフィルムを敷き目張りをしてから調湿材を撒くという施工方法を取られている事で富士シシリア化学株式会社さんに施工して頂きました。

合わせて床下に湿度センサーを2台設置し、床下調湿材施工後の床下湿度の記録を半年に渡って取って頂いたことを思い出します。結果は良好で、施工後約半月で畳に発生していたカビも収まり、家具の裏のカビ臭さも気にならなくなったいう効果が出たことを記憶しております。それ以降は床下の湿度が高い住宅に関しては、クライアントから相談があった場合はお勧めしているといった状況です。

シリカゲルは建築資材としてどのような場面で使用されますか？

床下の湿度が高い既存住宅の床下環境改善の手段として考えています。

シリカゲルの使用が推奨される建物の種類や場所はありますか？

床下に防湿処理を施していない既存住宅の床下をメインで考えています。

シリカゲルを使用する際のメリットとデメリットは何ですか？

メリット～床下の環境の改善がメインと考えています。
デメリット～床下調湿材工事完了後に施工状況を知らない業者さん(水道業者さん等)が床下に潜った時に調湿材と防湿シートを荒らしてしまう恐れが多分にある事と思っています。

シリカゲルは建物の湿気管理にどの程度効果がありますか？

通常、目や肌に触れる場所ではない為、クライアントにとっては際立った変化はわかりにくいと思いますが、意識して生活されていると床下のカビ臭さ、畳等の乾燥状況に差があるといったお話は聞きます。

シリカゲルの使用によるコスト効果や経済的メリットについてどう考えますか？

費用対効果の考え方には個人差がありますので、高い安いの判断はクライアントが決められる事です。事前に 施工方法、製品性能をよく説明してクライアントに最終決定して頂く事になろうかと考えます。
シロアリ駆除に健康被害がなく効果があることは、大変メリットがあると思います。シロアリの薬剤予防処理を行わない事を考えれば、その分の経済的なメリットと健康被害を防ぐといった効果もあると思います。

シリカゲルの品質管理や信頼性を確保するための基準や方法は何ですか？

通常の生活をされているクライアントには点検等をして頂く事は無理と考えますが年に2回程度床下の匂いを確認して頂き、気になった場合は御報告を頂く事と思います。
大切な事は施工をマニュアル通りに確実に行い、施工記録を残しておくいったことが大切な事と思います。